もっと使いやすくなれ,キーボード!

日経メカニカル 1994-4-1 より転載

aKBD(alternative keyboard)は「ガラス玉鍵盤」と「忍者配列」で
構成される、光と音の、新しいキーボード・システムです。
英単語混じりの長文を書くPC中上級者向けの製品です。
もっと使いやすくなれ,キーボード!
日経メカニカル 1994-4-1 より転載
aKBD(alternative keyboard)は「ガラス玉鍵盤」と「忍者配列」で
構成される、光と音の、新しいキーボード・システムです。
英単語混じりの長文を書くPC中上級者向けの製品です。
ガラス玉鍵盤は、外付けのサブキーボードで、フロスト加工を施したガラス玉と、二つのキー(鍵盤)で構成されます。ガラス玉は淡いエメラルドグリーンの光を発します。光り方で半角/全角を表示するものです。
ふたつのキーのうち右側のキーは半角/全角の切り替えに用います。半角/全角の切り替えは、文章の入力においてよく使いますので、押しやすい位置に配置しました。
左側の「Ctrl-XCV」はワンキーで、……
幅7cm、奥行き2cmと小型で、PCと接続するUSBコネクタは右と上の二つありますので、設置場所は自由自在です。固定したいときは、3Mの「キレイにはがせる」両面テープ(付属)を利用します。
「ガラス玉鍵盤」は商標出願中です(2025年5月)。「Ctrl-XCV」は特許出願準備中です。
「ガラス玉鍵盤」は外付けの小型ハードウェアですが、「忍者配列」はソフトウェアです。キーボードを使いやすくする、八個のキー割り当てを提案するものです。たとえば、Insertキーを無効することができます。
ほかには、無変換キーを半角空白に変更できます。全角入力時の Shift+Space に等価です。また、カタカナ/ひらがなキーをF10に変更できます。全角入力時に半角英数に変換できます。これらは、使ってみて初めてその良さが分かる性質のものですので、先んじての具体的な説明は避けます。
忍者配列の目玉は、右ShiftをShift-Xに割り当てるもので……
なお、忍者配列という名の由来は、「Shift+0」にあります。「Shift+0」は「null」です。「null」は値がない状態、無効な状態であり、0や空白でもありません。そこから空蝉(うつせみ)の術を連想し、忍者配列としました。忍者配列ではこの「null」にある機能をもたせています。
「忍者配列」は情報風景インスティテュート株式会社の登録商標です(2021年11月)。
現在のキーボードを問題意識を持って、批判的に検討すれば、ただちに分かりますが、使い勝手の面で改善の余地があります。その余地は、ただ単に不完全さに「慣れて」しまっているために気付かない類いのものです。「ガラス玉鍵盤」と「忍者配列」で構成される「aKBD」は、改善の試みの具体策のひとつとして提案するものです。
ここまで、「ガラス玉鍵盤」と「忍者配列」で構成される「aKBD」について概要を述べましたが、詳しくは取扱説明書(準備中)で図解するなど詳解します。
いうまでもなく、実際に使ってみるのが一番で『もっと使いやすくなれ,キーボード!』をただちに実感することができます。特に英単語混じりの長文を書くPC中上級者の方には、納得していただけることでしょう。
そして、aKBDに慣れてしまえば、もう元には戻れません。新たな「標準」の起こり始めです。広がるかどうか、興味ある社会実験でもあります。
「aKBD」は情報風景インスティテュート株式会社の登録商標です(2013年3月)。
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連絡先 | 情報風景インスティテュート株式会社 開発担当:服部 support@akbd.ne.jp |
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